
概要
Regnessemはインスタントメッセージクライアントソフトです. デフォルトの構成では MSN メッセンジャーサービスへ接続することができます. 機能の詳細については機能リストをご覧下さい.
動作環境
以下の環境で動作を確認しています.
- Windows2000 SP3
- WindowsXP SP1
- Windows98
- WindowsMe
その他の環境では動作するかも知れませんし,動作しないかもしれません.
構成ファイル
アーカイブに含まれるもの
./nsmsgs.exe Regnessem 本体 ./Regnessem.chm ヘルプファイル ./License-J.txt ライセンス文書(日本語) ./License-E.txt ライセンス文書(英語) ./Readme/ お読み下さい ./Plugins/ プラグインフォルダ ./Plugins/SimpleUI.dll デフォルト UI プラグイン ./Plugins/Msnp8.dll MSNP8 プラグイン ./Plugins/FileIO.dll ファイル入出力プラグイン ./Plugins/SimpleUI/ デフォルトUI関連ファイル ./Plugins/SimpleUI/Skins/ テーマフォルダ ./Plugins/FileIO/ ファイル入出力プラグインフォルダ ./Plugins/Unsupported/SuiDoe.dll IEコンポ未使用版SimpleUI.dll
Regnessemが生成するかもしれないファイル
./Plugins/SimpleUI/SimpleUI.ini デフォルトUI設定ファイル ./Plugins/Msnp8/Msnp8.ini MSNP8プラグイン設定ファイル ./Plugins/FileIO/FileIO.ini ファイル入出力プラグイン設定ファイル
インストールとアンインストール
インストール
アーカイブを解凍して出来た全てのファイルを同一のフォルダにコピーして下さい. 最低限 nsmsgs.exe(Regnessem本体)と SimpleUI.dll が Plugins フォルダ内にあ れば実行可能です.
インストーラ版では,ダブルクリックするなどして実行するとインストーラが起動しますので, 指示に従ってインストールして下さい.
アップグレード
アーカイブを解凍して出来た全てのファイルを以前の Regnessem のファイルに上書 きするだけです. アップグレードに際して注意すべき点があるかもしれません. アップグレードを実行する前に必ず 以前のバージョンからの変更点 をご一読下さい.
アンインストール
本アーカイブに含まれるファイルはレジストリを使用しませんので,インストールし たファイルを削除するだけです.
インストーラ版を使ってインストールした場合は, コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」 (WindowsXPの場合)からアンインストールを行って下さい.
簡単な利用法
ファーストステップ
メインウィンドウの
メニューから → を選択し, 利用するプロトコル,ユーザアカウントのプロファイルを作成して下さい.作成したプロファイルの名前(プロファイル名)は
メニューの に列挙されますので, プロファイルを選択することで接続することができます. また,プロファイルを作成する際に,「起動時に自動的に接続する」にチェックすることで, Regnessemの起動時に自動的に接続することも可能です.複数のプロファイルを用意し,それぞれで同時に接続することも可能です.
プラグインによる機能拡張
プラグインと呼ばれる拡張モジュールを導入することで,Regnessemの機能を拡張することができます.
プラグインをRegnessem本体(nsmsgs.exe)と同じフォルダのPluginsフォルダに入れ, Regnessemを再起動すると,起動時にプラグインが読み込まれます. 実際のプラグインの利用方法は,各プラグインによって異なりますので,それぞれの説明書をご覧下さい.
ホームページのライブラリに登録されているプラグインについては機能リストをご覧下さい.
更に詳しい利用法
ヘルプ
メニューの
→ からヘルプを参照できますのでご覧下さい.
よりUp-to-dateなヘルプはホームページに用意されています.
メニューの → またはこのリンクから参照できます.
FAQ
よく聞かれる質問に対する回答集を用意しています.
メニューの → またはこのリンクから参照できます.
実行時引数
-debug : デバッグウィンドウを表示 -noautologin : プロファイルで設定されていても起動時に自動接続しません
α13からの変更点
アップグレードに際しての注意点
Regnessem α13までに同梱のMsn.dllは古いプロトコルを利用しており, 10/15以降はMSNメッセンジャーサービスに接続できません. お手数をかけて申し訳ありませんが,Msn.dllの代わりにMsnp8.dllを利用して頂くようお願いします.
Msnp8.dllを利用するには,
メニューから → を選択し, プロトコル「MSN」でご利用中のアカウントを開き, プロトコルを「MSNP8」に変更します.System 0.5.14
機能拡張
- 特になし
バグ修正
- 利用しているUnicode文字列処理の関数のバグを修正しました
SimpleUI.dll 0.1.13
機能拡張
- 会話ログ部分へのD&Dによるファイル送信の実装
- 会話ログ部分でのCTRL-Cによる選択文字列コピーを実装
- 受信メッセージの背景色を無視するオプションを追加
- フォントサイズを無視するオプションを追加
- メニューバーと会話ウィンドウの書式バーを隠す設定を追加
- スキンのHeader.htmlとMsg.htmlを上書きするするオプションを追加
- パスワード無しのプロファイルでログインする場合にパスワード部分にフォーカスを当てるように変更
- ヘルプメニューの更新
- イメージ系スキン適用時にもウィンドウ枠でリサイズできるように変更
バグ修正
- グループ分類がオンライン/オフラインまたはグループ分類なしの場合にアクティブウィンドウを変更すると,閉じていたグループが開いてしまう問題を修正
- 2つ以上のURIが含まれたメッセージを送信した時に正しくURIを切り出せていなかった 問題を修正
- #を含むリンクが開けなかった問題を修正
- ウィンドウをブリンクした後に正常な状態に戻していたのを,最後に反転した状態で 終了するように変更
- バージョン情報のスクロールバーが消える問題を修正
- スキンによっては非アクティブ時にメッセージを受信してもタスクバーのウィンドウアイコンが点滅しないバグを修正
- 利用しているUnicode文字列処理の関数のバグを修正しました
- タスクバーの位置が上や左にあるとき,会話ウィンドウとファイル送受信ウィンドウが,開くたびに左や上にずれるのを修正
- 接続中の部分をダブルクリックすると再度ログイン処理を行ってしまう問題を修正
- スキンの左右の枠幅が異なる場合に左のイメージの幅に統一されてしまう問題を修正
FileIO.dll 0.1.1
α13からの変更点はありません.
Msnp8.dll 0.1.2
機能拡張
- 特になし
バグ修正
- 記号が含まれたパスワードで正しくサインインできない問題を修正
- 接続時に会話ウィンドウを開かない設定をしている場合に,話しかけるといつまでも「接続中」になってしまう問題を修正
ファイル送受信の設定について
ファイル送受信にはファイル入出力プラグイン(FileIO.dll)と各プロトコルプラグイン (標準ではMsnp8.dll)が関係しており,それぞれに設定項目があります.
なお,10/15以降,MSN Messenger 6.0以降の公式クライアントはRegnessemのサポートしない形式で ファイル送信要求を出すようになりました. Regnessemでは,これらのファイル送信要求を受け取ることができません. この点についてはできるだけ早いうちに改良する予定です.
FileIO.dll
- [受信ファイルの保存場所]
- 受信したファイルの保存場所を指定します.フォルダがない場合にもフォルダを作成することはなく,受信したファイルは破棄されます.
Msnp8.dll
- [ルータのアドレスではなくPCのアドレスを使う]
- MSNP8では外部からPCへアクセスするためのグローバルIPを,メッセンジャーのサーバから取得します.ルータ内のPC同士でファイルの送受信を行うなどの特殊な事情で,このアドレスではなくPCが持つプライベートIPを利用したい場合にこの項目を設定して下さい.
- [強制クライアントモード]
- MSNメッセンジャー6.0ではサーバから取得したグローバルIPとPCが持つプライベートIPを比較して,これが異なる場合は強制クライアントモードで動作しますが,Msnp8.dll はこれに関わらず送信時はサーバになります.必要な場合はこの項目を設定して下さい.
- [デフォルトポートを利用する]
- NATの設定などにより,MSNメッセンジャー6.0が正しいファイル転送用ポートを通知して来ない場合があります.このオプションを設定することで通知してきたポートを無視して標準のポートを利用するようになります.これによりうまくファイル転送できる場合があります.
おまけプラグインについて
α13では,何らかの理由で積極的にサポートはされないけれど,なんとか動くプラグインを Plugins/Unsupported フォルダ内に納めてあります. どうしても使いたいという方は覚悟してお使い下さい.
SuiDoe.dll 0.1.1
試験的なものです. SimpleUIに含まれる多くの機能は実装されていません.
IEコンポを利用しないUIモジュールです. Regnessemは一つしかUIモジュールを読み込みませんので,SuiDoe.dllを利用する場合は, SimpleUI.dllの拡張子をdll以外(例えばSimpleUI.dll.notusedなど)に変更するか, Pluginsフォルダ以外のフォルダに移動して下さい.
設定はSimpleUI.dllと全く同じですので, SuiDoe.dllを利用する場合はPluginsフォルダ内のSimpleUIフォルダの名前を SuiDoeに変更するか,SimpleUIフォルダをSuiDoeにコピーすることで, 設定を引き継ぐことができます.
謝辞
- Regnessemは山ねこさんの手によって生まれました.
オリジナルのReadme.txtより山ねこさんの謝辞を引用します.- このソフトウェアは「プログラム技術板@2ちゃんねる」の皆様をはじめ、 多くの方々の協力によって製作されました。
- また「Regnessem」の名称は一般公募の結果「まめまめまーめ」さんが命名 してくださいました。
- お世話になった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
- この素晴らしいソフトウェアの成長に携わった多くの方々に,本プロジェクトか らも感謝致します.
- オリジナルRegnessemを生み出した山ねこさんにはとりわけ深く感謝します.
転載等について
- ホームページへのリンクは自由に行って頂いて結構です.
- 雑誌やWebへの転載を希望される方は同梱のライセンスに従って下さい. ライセンスを同梱する限りは,改変の有無にかかわらず再配布可能です.
インフォメーション
ホームページ
http://regnessem.sourceforge.jp
- 質問等がありましたらサイト内の サポート掲示板 によろしくお願いいたします.
- よく聞かれる質問の回答集を用意しています. サイト内の FAQ をご覧下さい.
- 既知のバグや,既出の要望については,サイト内の 既知のバグ及び 既出の要望リスト をご覧下さい.
- プラグインや,テーマなどができましたらサイト内の ライブラリ に登録をお願いします.
開発プロジェクト
http://sourceforge.jp/projects/regnessem
- Regnessemは生みの親の山ねこさんの手を離れ,オープンソースプロジェクトと して開発が続けられています.
- 最新のソース,リリースファイルはsourceforge.jp内のProject Regnessemによっ て管理されています. これらは公開されていますのでどなたでも自分だけの Regnessem を開発することが できます.
- 有用な改造は,Project Regnessemで共有しましょう.ぜひメーリングリストや ホームページ内の サポート掲示板 にてご連絡下さい.
- プロジェクトメンバの募集状況についてはサイト内の ニュース をご覧下さい.
メーリングリスト
メーリングリストを用意しています. Regnessem開発用の意見交換の場としてご利用下さい.
regnessem-announce :Regnessem 最新情報 regnessem-devel :Regnessem 本体開発者向け regnessem-plugin :Regnessem プラグイン開発者向け