GDBM パッケージは GNU データベースマネージャーを提供します。 これは拡張性のあるハッシングなど、従来の UNIX dbm と同様のデータベース機能を実現するライブラリです。 このライブラリにより、キーデータペアの収容、キーによるデータ検索と抽出、キーに基づいたデータ削除などを行うことができます。
GDBM をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \ --disable-static \ --enable-libgdbm-compat
configure オプションの意味
--enable-libgdbm-compat
このオプションは libgdbm 互換ライブラリをビルドすることを指示します。 LFS パッケージ以外において、かつての古い DBM ルーチンを必要とするものがあるかもしれません。
パッケージをコンパイルします。
make
ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。
make -k check
gdbmtool テストにおいて、DejaGNU の ERROR
エラーを出力して失敗するものがあります。 テスト結果の中に、未解決のテストケースとして示されます。
パッケージをインストールします。
make install