DataUnitはデータの整合性をチェックするためのソフトウェアです。不正なデータを発見した時にはメールを自動送信し、簡単かつ便利にデータをチェックするツールを目指しています。
多くの人が関わるシステムでは、本来発生するべきではないデータが不意に発生することがあります(アプリケーションの障害、人為的なミス
・・・)。一度、発生した不正なデータは、再発しないように、データを抽出するSQLを作成します。そして、DataUnitにて繰り返しチェックすることによって、不正なデータを排除しシステムの安定性を高めるようにします。DataのUnitTestということでDataUnitと名づけました。
DataUnitはSourceForge.jpのサイトからダウンロードすることができます。
その時の最新版をダウンロードしてください。アプリケーションを使用するだけであれば「DataUnit_Installer_XXXX.zip」をダウンロードします(XXXXにはバージョンが入ります)。ソースコードが欲しい場合には「DataUnit__src_XXXX.zip」をダウンロードしてください。
前提として、チェックを行うデータベースのミドルウェア(OracleやSQLサーバのクライアント)がインストールされている必要があります。また.NETフレームワークのランタイム1.1がインストールされている必要があります。
(注)
このソフトに関する設定、使用に際して発生したいかなる損害にも、作者は責任を負わないものとします。各自の自己責任で使用してください。
ダウンロードした「DataUnit_Installer_XXXX.zip」を解凍し「Setup.exe」をダブルクリックします。インストーラの画面が立ち上がるので、指示に従って順次「次へ」進めていってください。
アンインストールするには「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」から「DataUnit」を選択してください。
スタートメニューからアプリケーションを起動すると下記の画面が表示されます。
■DataUnitを使用するために下記の項目に設定します。
SQLの例:
---------------------------------------------------- --名前が設定されていない従業員がいればエラー ---------------------------------------------------- SELECT EMPNO, ENAME, JOB, MGR, HIREDATE, SAL, COMM, DEPTNO FROM EMP WHERE ENAME IS NULL |
→「ENAME IS NULL」のレコードが存在すればメールが送信されます。
Windowsに標準でバンドルされている「タスク スケジューラ(Windows2000の場合、プログラムメニュー→アクセサリ→システムツール)」の機能を使用することで、DataUnitを繰り返し実行することができます。
(例)タスクスケジューラの登録画面:
設定の手順は以下の通りです。
このようにタスク・スケジューラによって、日次や毎時のチェックを行うことができます。
※タスクスケジューラの詳細については@ITの「タスク・スケジューラとWSHで定例処理を実現する」「タスク・ログ・ファイルの見方」などを参考にしてください。
検証環境
このアプリケーションはWindowsXPにて動作確認を行いました。言語はVisualStudio2003のC#にて作成されています。
Future
今後、以下のような機能を追加できればと考えています。